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仮想世界とリアル社会

本屋さんたちのIT研修会とかでお話をするために 今の社会をネットからの情報を通してみていて気がついたこと。

まだまだネット利用者はメジャーになってはいたない。インターネット白書2006年プレス版をみると思ったほどインターネット利用者が増えていない。伸びが鈍化しているように見える。これだけ学校や職場で使われているにもかかわらず人口の半分にまでまだとどいていない。その中で積極的に使っている人のしめる割合はいかほどであろうか、フルに使っている方の割合はさらに減ることだろう。

しかしながら Web進化論の梅田望夫さんが指摘してるように もはやネットにある仮想社会はリアル社会の相似形ではなく、逆にネットにある社会がリアル社会のしくみの改変にも大きな影響をあたえだしている。情報の伝わり方が激変していることもあって、誰もが簡単に情報発信をすることが出来る。ただできるというだけでなく、情報と情報をつなぐしくみがうまく出来つつあるので、いい話も悪い話も千里を駆けるのですね。Web2.0という言葉が一つのキーワードです。

いい話を自分の手元に隠して、うまく金に変えるという発想が通じなくなります。特定のつながりを強調して囲い込みをすることも難しくなっています。今までの常識が通じなくなる、その震源地がネット社会。
by kura1948 | 2006-12-12 10:04